本来、神の子としての意識に目覚め、カルマがお互いに相殺される神の子同士の結婚が望ましいのですが、現実的にはそのような家庭はほとんど存在せず、人類始祖アダムとイブ(イザナギとイザナミ)から発生した歴史的なカルマを背負ったまま、そしてカルマ相殺のための組み合わせとはなっていないために、夫婦のいずれかにカルマが過重に偏るアンバランスな家庭が多いのです。現実的には、皆さんの家庭もそのような現状にある方が多いでしょう。

要するにアダムとイブ(イザナギとイザナミ)の堕落を繰り返している家庭と見ることが出来るのです。このような言い方は既婚者には厳しいかも知れませんが、神の目線から見れば堕落した人類始祖の家庭のカルマを引き継いだ家庭と見ることが出来るのです。しかし時間がかかったとしても必ず道は開くのです。またツインソウルの出会いでなくとも、いずれカルマ清算に辿り着けばツインソウルと何ら変わらない夫婦となるのです。

それでは、どのようにして既婚家庭はそのカルマから解放されて行くのでしょうか。まずは家族のいずれかが神の子として目覚めるところから全てが始まるのであり、誰から道が開くのかは、各家庭の状況によって異なるのです。そして人類始祖アダムとイブ(イザナギとイザナミ)の堕落後の状態とよく似た家庭であると認識するところから、カルマ解消への道が始まるのです。

妻が神の子意識に先に目覚めたとしますと、夫は堕落後のアダムとして接する必要があるのであり、子供たちもカインやアベルのカルマを継いだ子供として見るのです。但しカルマの大小は、先祖の浄化状態で異なりますので、カルマの現象化は家庭により異なるのです。しかしカルマ解消の行程にはほとんど変わりはありません。

まず、神々の存在とその心情に触れた妻(夫)は、夫(妻)を神の子として蘇生させるために戒めるべきことがあります。これは夫婦としての性的交渉を一定期間避けるということです。そして親が息子娘に接するように愛するのです。一定期間とは夫が神の子として目覚めるまでの期間で、家庭により事情は異なるでしょう。

堕落の遺伝子を持つ人類は、誰もが例外無く性的交渉時の罪意識を否定することは出来ません。この意識がある内は人類始祖と同じ立場に立つのです。やむを得ない場合は、懺悔と自戒を繰り返すしかないのです。その都度霊性は低下し、同じ境遇にあった有象無象の雑霊たちも憑依してくるのです。

ですからまず神の戒めを破ったことへの懺悔とお詫びが必要なのであり、そして神聖なる性を穢した罪への懺悔とお詫びをアダムとイブ(イザナギとイザナミ)に代わって真心で神に供えることが大切なのです。この性に対する穢れの意識を浄化清算しませんと、神々と繋がる回路はなかなか開かれず、夫の神性の目覚めも遅れてしまうのです。

本来のツインソウル同士の結婚は、性的交渉時に罪意識は発生しないのです。これは魔が入る余地がないからです。

現実的には、神の子意識に目覚めることでカルマが浄化清算されている、または全く罪汚れの中にどっぷりと浸かっているために罪意識を感じないほどに汚れている……の何れかなのです。

ですから神の子意識に目覚めるということ自体、既婚家庭に取りましては至難の業でもあるのです。Project GAIAのメツセージに触れた皆様の中には、自分の人生を振り返ればカルマ清算の苦難の道を歩んで来たことを実感される方が少なくないでしょう。

このようにまず第一に神との垂直軸をしっかりと立てることから、既婚家庭のカルマ解消の道が始まるのです。

次回に続く

感謝合掌