家庭のカルマ清算とは

垂直軸が立つことで不動の神の子となる。その基準が立ちませんと次に子供たちに継いでしまった歴史的カルマの清算が始まらないのです。ですからカルマを清算するには誰もがこの垂直基準を立てることが登竜門となるのであり、またそれがあなたの妻や夫、そして子供たちの守護神の願いでもあるのです。

神の子であるあなたは、親の心情であなたの妻、または夫に接して行くのです。まず妻、または夫が幼年時代に親の愛に満たされきれなかった心の空白を埋め尽くすことが必要なのであり、それ無くして夫や妻は愛に対していつも受け身のままであり、身体や知性は大人であっても、精神的には幼年期のまま、また神性の啓発も未熟なままなのです。

ですからまず初めは守護神との絆を取り戻すことで神の子となったあなたを中心として、夫婦の絆をしっかりと結ぶ事が必要なのです。そのために妻や夫を息子、娘のように育み愛する真の愛の実践が必要となるのです。この基準が縦軸を立てるという条件です。

次に夫婦がお互いに信頼し合い、育み合い、不足を補い合うという姿勢が基本となり、子供たちのカルマ清算の道が開くのです。これがカインとアベルのカルマを清算する横軸を立てるという条件です。

子供たちに対する認識ですが、まず自分の子供という所有観念を神にお返しすることが基本であり、子供たちは神から預かった神の子であるという認識が必要なのです。そして子供たちにもあなたと同じ守護神が共にあるという認識が重要なのであり、あなたはその守護神の願いをサポートする養父母であるとの認識で接することが基本となるのです。

子供たちは、知識として理解はなくとも、本能的には神の子として神性の啓発を願っているのであり、そのため無償の愛で育まれることを子供たちは本能的に求めているのです。確かにカルマは大小異なるでしょうが、子供たちも生まれながらに神の子の遺伝子を持って誕生しているのです。

神性啓発のために愛されることは、子供たちの成長進化の必要条件となるのです。ですから幼年期に親の愛で心が満たされませんとストレスとなり、反抗期や精神障害を起こす原因となるのです。これは現代社会の深刻な課題なのですね。

また親も自分の愛が無償の愛と言うよりは、自分なりの保身と責任転嫁、自己正当化に満ちた虚構の愛であることに気づくことが必要なのであり、親自身が愛に満たされずに大きくなり、精神的に幼稚のままでは、子供を愛すると言うよりは、子供から愛を奪って神性を曇らす魔性の愛が招く結果となりかねないのです。これが親子の確執へと発展する原因なのですね。

子供たちは、親のカルマ清算レベルを基本に誕生していますから、当然親よりは霊性の進化が早いのですね。その進化の妨げとなっては親としては失格となるのです。

このように皆さんのご家庭は、人類始祖から発生したカルマを清算するための家庭でもあり、それは神意に触れて神の子として目覚めた者たちの真の愛、無償の愛の実践から始まることをしっかりと自覚すべきです。

次に続く

感謝合掌